今週のキン肉マン。
今回の戦いをザ・マンが仕掛けてきた動機は、当初は下等超人なのに超人の神々に王位継承を認められたスグルへの嫉妬や、一度は超人を見捨てたくせに掌を返した神々への不満を拗らせたのかと思ってたけど、そんな話ではなかったようだ。
何億年も共に過ごした11人だからこそ、互いのことが痛いほど分かりすぎた。同じ夢を目指して切磋琢磨していた楽しかった時代の思い出があったからこそ、その後の夢を見失ったザ・マンから始祖達の心が離れた冷え切った何億年が、苦しかったのだろう。そして、そうなった理由をザ・マンも始祖達も分かっていたし、皆が分かっていることも分かっていたからこそ、余計に辛かったのだろう。
結局のところ、最後まで11人は同じ夢を抱き続けて、手段は違えど超人界を良くしようとしていたのだ。本当の意味での悪人は1人もいなかったのに、ここまで血を流して争わないとならなかったというのは何とも切ない話だ。最後に夢が花開くという救いがあって本当に良かった。今シリーズの悪人は、サダハルが抹消された時代のキン肉族くらいだろう。
話数的には、来週の話が60巻の最後になるはず。毎週楽しみにしてきたキン肉マンも、ついに完結してしまうのか…?
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