海を越えたフランスは、今まさに大統領選の投票真っ最中だ。
上位4人の大接戦がどうなるかは、正直言って読めない。確実に言えることは、誰も過半数は取れないということのみだろう。別に日本の一市民の予想が当たろうと外れようとどうでもいいのだけれど、気になるのは市場が織り込めていないように見えることだ。アメリカの前例があるから全く楽観はできないけど、なんだかんだ言っても決選投票で中道寄りの候補がルペンを敗るだろうという、ちょっと前までの見方から、現状の接戦への修正が追いついていないのではなかろうか。
イギリスでもアメリカでもフランスでも、そして日本でも言えることだけど、負け組を粗末に扱いすぎたのがまずかったよなぁ。万人が左うちわで生活できる世の中を作れとまでは言わないけど、最も人数の多かった中流を没落させたのはいけなかった。同じ土俵に上がって負けてくれる人がいるからこそ勝ち組は存在できるということを、再認識すべきだろう。負け組が土俵の維持存続に手を貸さなくなったら、先細りする未来しかない。
個人的には今、完全にノーポジなので、動いてくれれば上でも下でもどっちでもいいんだけど。
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