最近、ふるさと納税に逆風が吹いているなぁ。
損をする自治体が文句を言うのは分かる。が、そもそも都市部の金を地方に流すのが狙いだったのだから、それは意図した通りのはずだ。返礼品の分だけ寄付金が目減りすると言っても、地元の品が消費されればその地方に金が流れることには変わらない。まあ、完璧な制度でないことも確かで、例えば、お礼の品を選定する役人に良からぬ力を与えかねなかったりもするわけだが。
しかし、「高所得者が得をする」と言って貧乏人を煽りながら批判するのは姑息だと思う。確かに高所得者の方が2,000円の負担だけで控除される枠が大きいけど、それ以上に税金をたっぷり取られているのだ。高所得者がギリギリまでふるさと納税を活用したところで、同じくギリギリまでふるさと納税を活用した低所得者より税金が安くなるなんてことはない。あくまで「高所得者の損が緩和される」だけなのだ。
今年の分は改悪される前に使っておいた方がいいのかな。サラリーマンの数少ない節税手段だけに存続してほしいけど、旨みがなくなったら使わなくなるだけの話だ。
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