2017年3月13日月曜日

悪魔将軍の力の源泉

今週のキン肉マン。

ついに出た零式奥義は、タワーブリッジを落下技にして首から頭部へのダメージも追加したようなものか。相手の体を直接キャンバスに叩きつけない分だけ、見た目はアロガント・スパークの方が派手だけど、あまりアクロバティックな体勢をさせるのが難しそうなザ・マンの巨体を逆手に取って、むしろ巨体だからこそ密着して逃れられない感が増している、ザ・マンらしい奥義だ。ネメシスがアロガント・スパークを上回ると言っているのは、タワーブリッジやキャメルクラッチを耐えたネメシスの柔軟性を更に上回る硬度0でも逃れられず、尚且つ頭部を極めているからだろう。

それでも今シリーズの主役である将軍様が立ち上がるのは誰もが予想した通りだったろうけど、意外だったのはKKD的な力を将軍様自身が理解していなかったこと。今回の戦いを仕掛けたからには当然、下野して手に入れたこの力も計算に含めているものだとばかり思っていた。七人の悪魔超人で陽動しつつ悪魔六騎士で超人墓場を攻めるという巧妙さを見せた悪魔超人軍だけど、考えてみれば完璧超人が攻めて来るのを予期できただけで、完璧超人軍と正面衝突して勝てるとは思っていなかったのかもしれない。むしろザ・マンの力を知っていたからこそ、虚を衝いてダンベルを集めるという策を弄したのかも。

そんな将軍様すら自覚していない力だけど、ざっくり言うと他者のために戦うときに発揮されるものなのかな? そもそも周りに同格の存在がなかった将軍様が友情というものを抱くことはなかったけど、師匠であるザ・マンへの敬愛はあった。そのザ・マンが変節を強いられた無念を晴らそうと、将軍様版KKDが発動した、と。そんなところかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿