今週のキン肉マン。
なるほど。マッスル・スパークの完成形とは、究極のみねうちか。スーパーフェニックスは技を食らって一度死んだ気がしなくもないけど、あれは心臓が悪かったせいだからノーカウントってことで。カウントといえば、今更ながらプロレスで10カウントってあったっけ? まあ、超人レスリングにはあるのだろう。
今にして思えば、ネメシスのマッスル・スパークを食らってもラーメンマンが死ななかったのは、ネメシスに慈悲の心が欠落していたからではなく、むしろ慈悲の心が芽生え始めていたからかもしれない。散っていった無量大数軍の仲間達のことを思って発動したKKDで九龍城落地を耐え切ったネメシスには、自覚はなくても慈悲の心が生まれていたからこそ、首の皮一枚でラーメンマンの命が繋がった、と。
もしかしたら、KKDを乗せたマッスル・スパークでラーメンマンに止めを刺せなかった時点で、ネメシスはマッスル・スパークという技の本質に薄々気付いていたのかもしれない。そして、スグルとの戦いの最中にそのことを確信したとしたら、絶対に殺せない技であるマッスル・スパークをフィニッシュホールドとして選択できなかったのも分かる。完璧超人としてスグルを殺して勝利しなければならなかったのだから。
来週はいよいよネメシスの去就か。敬愛するタツノリの慈悲の心が決して属人的なものではなく、その魂が子孫に受け継がれていることは、実際に戦ったネメシスなら理解しているだろう。危険な力を持つキン肉族を滅ぼすべきという考えは改まったかもしれない。ただ、それと自害の掟は別問題だろう。あと、超人閻魔がネメシスの生と死のどちらを望むかは読めない。あやつは無口だからな。
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