おお、アメリカ様に目を付けられてしまったか。
「金融緩和だけでは経済成長につながらない」ってのは1億総実感していることだろうけど、そう簡単に構造改革ができるかというと、全くそんなことはない。むしろもう、絶望的なまでに変化できる気がしない。正直言って5年前は、このまま茹で蛙として死にゆく運命が、急沸騰したことで変わるのではないかと期待した。それが、結果的には弱小企業の中ですら変革は起こせず、むしろ平時には見えなかった残念な面があぶりだされて、失望が深まった記憶しかない。まあ、既に去った会社の(自分にとっては)過ぎた話だが。
色々なしがらみがあって簡単に切れない気持ちは分からなくもないけど、変えるべきところは変え、切るべきところは切らなければ、生かせたはずのところまで死んでしまう。現状維持を望むなら、時代と同じ速さで走り続けなければならないんだよ。
逸れた話を元に戻すと、これで安倍政権は、小手先の金融政策だけで参院選まで持ちこたえるのが難しくなったのは間違いあるまい。別にアメリカ様は日本のためを思って言ったわけではないだろうけど、日本の経済を立て直すには正攻法の改革が必要だという現実を、改めて突きつけてもらったわけだ。もっとも、待機児童とか女性活用とか、そっち方向に論点をずらされそうな気がするけど。
安倍・黒田がどれだけなめられているかは、週明けの市場の動きが示してくれるだろう。
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