消費者から見れば2018年なんてまだまだ先の話だけど、液晶屋さんには早くも衝撃が走っているみたいだなぁ。
確かに、単純にAppleが買ってくれていた分の液晶が売れなくなるだけでも十分痛いだろうに、加えて高級なブランドイメージのiPhoneが液晶を捨てて有機ELに乗り換えるとなれば、液晶は安物というイメージすら定着しかねない。既に十分血に染まった海で戦っている液晶屋さんからしてみれば、恐ろしい話だろう。
…で、技術的な問題はどうなんだろうか? 有機EL自体はApple Watchで使い始めているけど、あれはほとんど画面が消えているので、寿命や焼き付きの問題が顕在化する前にバッテリーがへたりそうな気がするけど、さすがにiPhoneはそれでは済まないだろう。有機ELなら画面自体の消費電力は減るだろうから、バッテリーはむしろ充電回数が減って寿命が延びるかもしれない。3年後にはハードウェアとして、有機ELの特性が良くなっていると読んだのだろうか。
もちろん、ソフトウェアでもケアすることは考えているだろうけど、焼き付きを考慮するとなると、UIの設計からして大きく変わるかもしれない。…と言うか、UI変更のリスクは画面がちょっと綺麗になることと釣り合うのだろうか? 何となく触っていれば使えるUIを貫いているのがAppleの特長だと思っているのだが、そこを下手にいじると、UIをコロコロ変えて大ブーイングを浴び続けているWindowsの二の舞になりかねない。今ならそれを見越して、iOS 10, 11, 12と少しずつ変えていくという手もあるかもしれないけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿