今日は、世界が注目するギリシャ総選挙の投票日。
宿敵ドイツがドラギの緩和策に屈したことで、目先の溜飲は多少下がっているかもしれないけど、それで生活苦のギリシャ人がすぐに助かるはずもなく。むしろアメリカや日本を見る限り、緩和策で甘い蜜を吸えるのは金持ちなので、そのおこぼれが貧民にまで回ってくるのは、あまり期待しないほうが良いだろう。
そうなるとやはり、ギリシャ自身が変わらなければどうにもならないわけで、依然としてSYRIZAが優勢なようなのは、ギリシャ人がそのことを肌で感じているからなのか。ただ、SYRIZAが過半数まで取れるとは言い切れない状況のようだし、そもそも新政権が誕生したとしても、その交渉力は未知数。野党に政権を任せてみたらガッカリなんて例は、割と身近にあるし…。
今回の選挙は、数年後に大きな転換点だったと言われるかもしれないけど、取り急ぎユーロを買う動機にはならないだろうから、やっぱり売り目線継続かなぁ。
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