最初にこの記事を見たときにはパナソニックだけだったのに、2時間後にソニーの話が追記されていた。ニュース自体も十分驚きだけど、それぞれ単独で記事にしても良さそうなネタを、パナとソニーがひとまとめに扱われてしまったことにも、ちょっと驚いた。パナに関しては
パナソニックは今後、有機ELの研究開発を進めてきた姫路工場(兵庫県姫路市)で液晶パネルに経営資源を集中。テレビ向け以外の液晶ディスプレーの比率を高め、収益性を確保する。という一文を削ってまで、ソニーの記事とマージしているし。
で、不採算部門を切り捨てる方の動機は分かるんだが、問題はそれを引き取る(?)ジャパンディスプレイ。儲からないから捨てられるものを買い取って、どうする気だ? 技術的には枯れていてスケールメリットで勝負するために併合するというなら分からないこともないけど、有機ELがその段階に達しているとは思えない。…と言うか、税金に助けてもらったジャパンディスプレイが、今度は税金で助けてやる感覚で元大手企業社員を拾っているようにしか見えない。
仮にも上場した企業にこんな金の使い方が許されるのか? その審判を市場がどう下すのか、他人事として楽しみにしていよう。IPOに乗っからなくて本当に良かった。
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