そもそもKindle上陸よりずっと前から、紙の書店としてもAmazonが強かったことを忘れてないよな?
Amazonを利用する理由は単純明快、欲しい本を買えるからだ。一方のリアル書店では、ちょっと売れ筋から外れた本を探そうとすると、ほぼ見つからずに店を去ることになる。そんな経験を何度か繰り返せば、そりゃ最初からAmazonで検索するさ。電子書籍のダウンロードカードを取り扱ったところで、平積みしているベストセラーしか売っていないようなら、わざわざ足を運ぶ気にはならん。
…と、否定するだけなのもアレなので、個人的にAmazon以外で本を買うケースを挙げよう。ずばり、ポイント目当てでヨドバシ.comを使うか、図書カードを使うために単行本の発売日にリアル書店に行くかの2つ。要するに金の問題だ。
再販制度の上で戦っているうちは、どこで買っても同じなのだからAmazonには勝てないよ。数が見込めないマイナージャンルの保護は電子化でカバーできるだろうから、もう再販制度はやめた方がいいんじゃない? 今のままでは、総合力でAmazonに敗れたらそれでおしまい。それよりも、局地的なゲリラ戦を繰り広げられる余地を作った方が、まだ未来があると思うんだが。
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