MARLOWEの抹茶ティラミスを購入。税込1080円。
3月。そしてリアル店舗では鎌倉駅前店限定品。抹茶プリンの上にフィナンシェを乗せて、ココアの粉末をかけたもの。
…と説明すると、若干正確ではない。ひっくり返してビーカーから取り出す前に、一旦フィナンシェを退避させようと試みるも、フィナンシェがプリンから外れない。仕方なくフィナンシェもろともひっくり返した結果は画像の通り。フィナンシェを踏みつけるような形でプリンが立つことになるので、ピサの斜塔のように非常に不安定。それでも倒れないプリンの硬さは大したものだとも言えるわけだが。
そんなフィナンシェの秘密は、食べ進めることで明らかになった。見えていたのは氷山の一角で、プリンの中にかなりしっかりとフィナンシェが埋まっていたのだ。感覚的には、プリンだと思っていた部分の体積の2割がフィナンシェだった。
個々の要素を見てみると、フィナンシェはプリンに対する食感のアクセントであると同時に、最大の甘さの源でもある。言い換えると、フィナンシェ以外はかなり甘さ控えめ。深緑色のプリンは、抹茶の味が非常に非常に非常に濃厚。3回繰り返すくらい本当に濃厚。甘さがないとは言わないけど、圧倒的に抹茶の苦味が強い。普段は苦味でプリンを引き締める役回りのカラメルが、味覚的に目立たなくなるほど。カラメルは今回、ひっくり返した後の天面をプリンらしく彩る、視覚的な働きが主かな。
苦味が強いプリンの中に、しっとりした甘いフィナンシェ。このバランスが非常に美味しい。
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