2017年10月1日日曜日

Apple Payと新幹線

仙台遠征でApple Payが使えないかと調べた結果を整理する。

まず、Apple Payで新幹線に乗れるかどうか。結論から書くと乗れる。この点に関しては2017年9月30日から状況が変わっており、古い情報だと東海道新幹線には乗れないことになっているが、今は博多までも行けるようになった。

もっとも、東海道新幹線にも乗れるようになったとは言っても、既存のサービスの適用範囲が広がったわけではなく、東海道新幹線専用の新サービスが始まったのだ。…と言うわけで、目的地によって利用するサービスが異なる。具体的には

東海道新幹線
スマートEX
それ以外の新幹線
モバイルSuica特急券
を利用する。

モバイルSuica特急券

今回は東京から仙台に行きたいので、利用するのはこちら。

その名の通り、モバイルSuica専用のサービス。Apple PayのSuicaはモバイルSuicaなので、このサービスを利用できる。Apple Pay用に仮想Suicaを作成したり既存の物理SuicaをiPhoneに取り込んだ人なら、既にインストール済みのSuicaアプリから道なりにApple Payで購入できる。しかもちょっと安い。スーパーモバトクを使えば、乗車日時を変更できない代わりに結構安い。

注意点としては、このアプリで購入できるのは新幹線乗車駅から新幹線降車駅までの間の乗車券+特急券であること。 残念ながら「仙台市内」のような特定都区市内制度は適用されない。なので、出発地点の最寄駅から新幹線乗車駅までと、新幹線降車駅から目的地の最寄駅までの在来線の運賃は、基本的に通常のモバイルSuicaで払う。どこでもチャージできるのだからそんなに慌てることはないのだけれど、念のため今度の遠征の分をチャージしておいた。

なお、どうしても在来線の運賃を他のICカードで払いたければ、新幹線乗降駅で一旦改札の外に出ろとのこと。そりゃ、入り直せばどうとでもなるわな。

スマートEX

大阪遠征するならこちら。今年のももクリで使うかも?

2017年9月30日に始まったばかりの新しいサービスで、こちらは交通系ICカード全般に対応している。モバイルSuicaに対応しているので、Apple Payでも使えるわけだ。モバイルSuicaとは別サービスなので、改めて会員登録が必要。クレジットカードの登録も必須。厳密に言えばiPhoneで乗車できるけどApple Payで支払っているわけではない、ということか。まあ、同じカードを登録していれば気にすることはないけど。

こちらも残念ながら「大阪市内」のような特定都区市内制度は適用されないので、新幹線区間外の在来線の運賃は通常のモバイルSuicaで支払う。しかも、最低でもモバトク割引が適用されるモバイルSuica特急券に対して、スマートEXはデフォルトで200円しか割引がないので、無策で利用すると紙の切符より高くなる可能性が高い。早特系の割引を使うことを、常に意識すべきだろう。

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