各局バラバラに配信サービスを提供している民放5局が、いよいよまとまる方向に動き出したか。
膨らみ続ける危機感がしがらみやらプライドやらを超えたのだろうけど、それでもYouTubeのような既存のサービスには乗っからないのが、らしいと言えばらしい。ネット化の波は認めざるを得ないけど、次の時代でもテレビ村は最大派閥であろうというわけか。江戸時代末期のようなことを、まさに歴史は繰り返そうとしているのか?
…とは言え、力が残っているうちに次の手を打ったのは悪くない。そして何より、文化的な障壁があるコンテンツは外国勢と真っ向勝負する必要がないのだから、よほど酷い出来でもない限り、かなり集客できると思う。まだまだ電波の力が強く、当面は放送のお下がりのコンテンツを配信するだけだろうけど、放送特有の縛りから解放され始めたら、結構面白いことを出来そうな気もする。
あと、これまで技術的には可能でも実現することのなかった「NHKが映らないテレビ」が実現しようとしている点も見逃せない。おそらく、NHKラジオがradikoに相乗りできなかったのと同じ理由で、NHKは民放の新しい動画サービスに相乗りできないだろうし。
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